銀幕の愉楽

劇場で観た映画のことを中心に、適当に無責任に書いています。

【映画】ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談

劇場で観た映画を適当に紹介するシリーズ’18-49
 

うんちく

オカルト否定派の心理学者が“絶対にトリックを暴けない”3つの超常現象の解明に挑むホラー。原作は2010年にジェレミー・ダイソンアンディ・ナイマンが発表し、本国イギリスでロングラン上演したほか、世界ツアーで100万人を動員した同名の舞台。原作者のダイソンとナイマンが監督を務めており、ナイマンは教授役で出演している。『SHERLOCK/シャーロック』『ホビット』シリーズのマーティン・フリーマン、『僕と世界の方程式』などのアレックス・ロウザーらが共演。
 

あらすじ

イギリス各地でニセ超能力者やニセ霊能者の嘘を暴いてきた心理学者のフィリップ・グッドマン教授。ある日彼は、長らく行方不明になっていた憧れのベテラン学者・キャメロン博士から「自分ではどうしても見破れない」という3つの超常現象を調査するよう依頼を受ける。初老の夜間警備員、家族関係に問題を抱える青年、妻が出産を控えた地方の名士。3人の超常現象体験者に話を聞くため旅に出たグッドマンを待っていたのは、想像を絶する恐怖だった...
 

かんそう

こんにちは、オカルト大好きノストラダム子です。ノストラダム子はホラー映画が大好物です。さて、原作は舞台とのことだが、きっと舞台であれば面白くなるプロットだろう。かと言って映像向きでないかと言うとそんなことはなく、「人は自分の見たいものを見る」というテーマは興味を唆るし、演出次第でいくらでも骨太なホラーになっただろうに残念である。舞台と映像は手法が異なるはずなので、映像は映像の監督に任せるべきだ。いずれのエピソードもインパクトに欠け、恐怖を煽る演出も使い古されたものばかりで、伏線の回収も中途半端で何とも消化不良。マーティン・フリーマンの無駄遣いだから、ジェームズ・ワンに撮らせろ。こちとら、見せ場で大きな音出す頭悪そうな演出で怖がるほどウブじゃねぇんだよ。そんな訳でノストラダム子はホラー映画が大好物であるが、今年は不作である。と思って、今年観たホラーを数えてみたらまだ2本目だった。それにしても今年は不作である。この猛暑、誰か私を震え上がらせてくれないだろうか。ちなみにノストラダム子的おすすめ鉄板ホラーはジェームズ・ワンの『死霊館』シリーズである。って、ただのジェームズ・ワン好きやん・・・。