銀幕の愉楽

劇場で観た映画のことを中心に、適当に無責任に書いています。

【映画】ゴーストバスターズ/フローズン・サマー

映画日誌’24-18:ゴーストバスターズ/フローズン・サマー

introduction:

1980年代に世界的ブームを巻き起こした映画『ゴーストバスターズ』のシリーズ第5作目。2021年に公開されたジェイソン・ライトマン監督の『ゴーストバスターズ アフターライフ』の続編となる。『モンスター ハウス』のギル・キーナンが監督を務め、ジェイソン・ライトマンと共同脚本を手がけた。『アントマン』シリーズなどのポール・ラッド、『ゴーン・ガール』などのキャリー・クーン、『僕らの世界が交わるまで』などのフィン・ウルフハード、『gifted ギフテッド』などのマッケナ・グレイスらが出演するほか、80年代版のビル・マーレイダン・エイクロイド、アーニー・ハドソンらが集結。(2024年 アメリカ)

story:

真夏のニューヨーク。謎の男によって、先祖代々伝わるという骨董品が街角のオカルト鑑定店に持ち込まれた。ゴースト退治のプロである”ゴーストバスターズ”として活動するフィービーらスペングラー家は、ゴースト研究所の調査チームと協力し、すべてを一瞬で凍らせる“デス・チル”のパワーを持つ史上最強ゴースト<ガラッカ>を封印する”ゴーストオーブ”であることを突き止める。しかし、手下のゴーストたちの策略によって、その封印が解き放たれ…

review:

3月末日。私の誕生日に、楽しみにしていた一本の映画が封切られた。みんな大好き『ゴーストバスターズ』だ。超常現象を研究していた科学者ピーター、レイモンド、イゴンの3人+ウィンストンがニューヨークの街でゴーストたちと戦ってから30年が経ち、イゴン・スペンクラー博士の孫娘が主人公に。シリーズ生みの親であるアイヴァン・ライトマン監督の息子、ジェイソン・ライトマン監督が始めた、新しいゴーストバスターズの物語の続編だ。

前作はオリジナル版へのリスペクトと愛がつまった、最高の映画だった。アウトサイダーたちが活躍する荒唐無稽な展開、ハイテクながらクラフト感あるお馴染みのガジェット、どこか愛嬌あるゴーストたち。父アイヴァンが創り出した「ゴーストバスターズ」のスピリットを息子ジェイソンが受け継ぎ、敬意をもって新しい世代の物語へと昇華させていた。あまりにも感動してパンフレットと「No Ghost」のキーホルダーを買って帰ったくらいだ。

というわけで『オッペンハイマー』を後回しにしてスキップしながら劇場に駆け込んだのであるが、すごく眠かった。というか盛大に寝た。一言で言うと冗長で退屈、全体的にイマイチ。なして!?どうして!?なんだが、後から気付いたことには、残念なことにジェイソン・ライトマンが監督を降板しておった・・・。脚本の執筆には参加していたとのことだけど、前作のエモさがないし、やたらと説明くさいセリフが眠気を誘う。

中途半端に家族や思春期の葛藤を差し込まれて、いつ氷河期来るんだよ・・・と思ってたら寝た。「海の向こうから巨大な氷柱が大量に出現し、街は氷の世界に」なったのかどうかも記憶が曖昧。気付いたら一家とゴーストが闘ってたけど、自分の身に一体何が起きたのやら。しかしゴーストバスターズの活躍にNYが歓喜して、あの名曲が流れてくると、まあいいかと言う気持ちになり、マシュマロマンのフィギュアほしぃーってなるからずるい。

trailer: