銀幕の愉楽

劇場で観た映画のことを中心に、適当に無責任に書いています。

【映画】ライフ

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劇場で観た映画を適当に紹介するシリーズ’17-40
『ライフ』(2016年 アメリカ)
 

うんちく

国際宇宙ステーションを舞台に、地球外生命体を調査していた6人の宇宙飛行士がその脅威にさらされる恐怖を描いたSFスリラー。『デンジャラス・ラン』『チャイルド44 森に消えた子供たち』などのダニエル・エスピノーサが監督を務め、『デッドプール』のポール・ワーニック&レット・リースが脚本を担当。『ナイトクローラー』のジェイク・ギレンホール、『デッドプール』のライアン・レイノルズ、『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』のレベッカ・ファーガソン、『ウルヴァリン:SAMURAI』の真田広之、『モスクワ、犯された人妻の告白』のオルガ・ディホヴィチナヤらが共演。
 

あらすじ

世界各国から国際宇宙ステーションに集結した6人の宇宙飛行士。彼らのミッションは、火星で採取された地球外生命体細胞の極秘調査である。まさに神秘としかいいようのない生命体の生態に驚愕する6人だったが、細胞は次第に進化と成長を遂げていく。やがて高い知能を誇るようになった地球外生命体「カルバン」に翻弄されるようになった彼らは、宇宙という閉じられた空間で関係が狂い始め、ついには命を落とす者も現れるが...
 

かんそう

ジェイク・ギレンホールが好きだ。ジェイク・ギレンホールが出演していればとりあえず観に行こうと思うくらいにはジェイク・ギレンホールが好きだ。ジェイク・ギレンホールって3回書いたので概ね満足だが、せっかくなので映画の感想も書く。要するに宇宙空間で未知の生物に襲われるパニック映画である。「ライフ」というタイトルから生命体のルーツを辿る高尚な作品かと思ったら非常に凡庸なテーマ設定で、傑作とまでは言わないけど、まぁ、まぁ、面白かった。宇宙という密室で繰り広げられるスリリングな展開と、中弛みすることなく、絶えず張り詰める緊張感で手に汗を握る。火星の生き物はやっぱりタコなのか、と心の中でツッコミつつ、予想だにしない結末に唖然としつつ、ジェイク・ギレンホールの影が薄くて不満。(そこか