銀幕の愉楽

劇場で観た映画のことを中心に、適当に無責任に書いています。

【映画】マリアンヌ

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劇場で観た映画を適当に紹介するシリーズ’17-10
『マリアンヌ』(2016年 アメリカ)

うんちく

バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ 一期一会』の名匠ロバート・ゼメキス監督と、ハリウッドを代表する俳優ブラッド・ピットが初タッグを組み、過酷な時代に翻弄されながら究極の愛を試される男女の運命を描いたラブストーリー。『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたマリオン・コティヤールほか、『127時間』などのリジー・キャプラン、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』などのマシュー・グードらが共演。脚本は『イースタン・プロミス』『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』のスティーブン・ナイト

あらすじ

1942年、カサブランカ。極秘諜報員のマックスとフランス軍レジスタンスのマリアンヌは、ドイツ大使暗殺という重大なミッションを通して運命の出会いを果たす。2人は敵の裏をかくため夫婦を装いながら、その機会を伺っていた。その後、恋に落ちた2人はロンドンで結婚し、本物の夫婦となって愛を育んでいくが、マリアンヌは愛する夫マックスにも打ち明けられない秘密を抱えていた...

かんそう

第二次世界大戦下のフランス領モロッコ、恋に落ちるスパイとレジスタンスというシチュエーションに加え、調度品や衣装が細部まで美しく、台詞のひとつひとつに気が利いている。美男美女が織り成す王道なるラブロマンスは、極めてロマンチックな映画であった。CGやVFXを駆使することで知られるロバート・ゼメキス。映像テクニックや視覚効果ばかりフォーカスされがちだが、何より、彼が稀代のストーリーテラーであることを忘れてはいけない、と改めて思ったりした。今時珍しいほどベタな設定で展開が読める典型的なメロドラマだし、シネコンでカップルに四方を取り囲まれるという仕打ちに厭世的気分を高めながら観たけど、まんまと泣いちゃったもんね・・・テクニシャンめ・・・