銀幕の愉楽

劇場で観た映画のことを中心に、適当に無責任に書いています。

【映画】ナイスガイズ

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劇場で観た映画を適当に紹介するシリーズ’17-13
『ナイスガイズ!』(2016年 アメリカ)

うんちく

リーサル・ウェポン』の製作・脚本コンビ、ジョエル・シルヴァーシェーン・ブラックがタッグを組み、ハリウッドの2大スター、ラッセル・クロウライアン・ゴズリングが主演を務めたバディムービー。アル中の冴えない私立探偵と、仏頂面で腕っぷし自慢の示談屋が、行方不明の少女を捜索するうちに国家を揺るがす陰謀に巻き込まれていくさまを活写する。新星アンガーリー・ライスとマーガレット・クアリー、『マジック・マイク』シリーズなどのマット・ボマー、『L.A.コンフィデンシャル』などのキム・ベイシンガーが共演。

あらすじ

1970年代のロサンゼルス。シングルファザーの私立探偵マーチは妻を亡くして以来、酒浸りの冴えない日々。不審死したポルノ女優のおばからの依頼を話半分で捜査していたが、ある日腕力で物事を解決する示談屋のヒーリーに襲われ腕を折られてしまう。その後マーチは半ば強引にヒーリーの相棒にされ、失踪した少女の捜索を手伝うはめに。そこへさらに、マーチの13歳になる娘ホリーも加わり捜査を進める3人だったが、それはやがて1本の映画にまつわる連続不審死事件、さらにはアメリカ国家を揺るがす巨大な陰謀へと繋がっていき…

かんそう

ラッセル・クロウライアン・ゴズリングの凸凹コンビでお送りする痛快バディムービーだしね。ライアン・ゴスリングが大好物なのでね。観るよね。『ラ・ラ・ランド』disってたやんけ、という声も遠方から聞こえてくるが、それはそれ。1970年代のLAの街並みやファッション、文化やムーヴメントが見事に再現されており、映像や音楽、グラフィックも70年代テイストで素敵。アメリカ経済を支えてきた自動車業界と政界との癒着をめぐるサスペンス、アクション、コメディがバランスよく渦巻いて、ユーモアを散りばめながらテンポよく転がり続ける展開が楽しいー!!ライアンー!!ラ・ラ・ランドの3倍よかったよー!!(禁句)あ〜日米経済摩擦かぁ、それにしてもラッセルおじさん太ったなぁ、などと余計なことも考えつつ面白かった。しかしこれは、続編が観たいかもしれない・・・。