銀幕の愉楽

劇場で観た映画のことを中心に、適当に無責任に書いています。

【映画】俺たちポップスター

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劇場で観た映画を適当に紹介するシリーズ’17-45
『俺たちポップスター』(2016年 アメリカ)
 

うんちく

40歳の童貞男』のジャド・アパトー監督が製作を手掛け、アメリカの人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』でブレイクしたコメディグループ「ザ・ロンリー・アイランド」のアンディ・サムバーグ、ヨーマ・タコンヌ、アキヴァ・シェイファーが製作・監督・脚本・出演を務めた音楽コメディ。ポップスターの失敗と挫折と転落を、音楽ドキュメンタリーにまつわるパロディ満載で描く。大物ミュージシャン、コメディアン、俳優など、錚々たる顔ぶれが多数カメオ出演している。
 

あらすじ

幼馴染のコナー、オーエン、ローレンスが結成した世界的なヒップホップグループ「スタイル・ボーイズ」。ところがフロントマンのコナーが”コナー4リアル”として突如ソロデビューし、グループは呆気なく解散してしまう。コナーの専属DJに成り下がったオーエンと、引退して農場主となったローレンスを尻目に、コナーはファーストアルバムの大ヒットで人気絶頂となり、自身のドキュメンタリー製作に取り掛かる。しかしセカンドアルバムは不評で大コケ、やることなすこと全てが裏目に出てしまい、ワールドツアーもトラブルで中止に追い込まれ…..
 

かんそう

ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー』といったアイドルシンガーの音楽ドキュメンタリーのオマージュ、というか盛大なパロディである。「最近流行りの薄っぺらい音楽ドキュメンタリーを茶化して面白がることが、この映画の全てだ」とジャド・アパトーが言い放っている通り、何もかもが最高にくだらなくて不謹慎でバカバカしい。それなのに最高にゴージャズな出演陣を無駄遣いしまくるという、非常にけしからん作品である。もうね。音楽が好きなら観て。リンゴ・スター、シール、マイケル・ボルトンファレル・ウィリアムス、アッシャー、アダム・ラヴィーン、マライア・キャリージャスティン・ティンバーレイク、ピンク、ザ・ルーツ、エイコン、スヌープ・ドッグマーティン・シーンエマ・ストーン・・・で、アメリカン・アイドルのサイモンとか反則。笑うしかないだろ!こんなの!バカ! ”スタイルボーイズは3人でひとつだ。三輪車のタイヤがひとつ無くなったらどうなる?自転車か、クソッ” って、うるせーよ(笑)