劇場で観た映画を適当に紹介するシリーズ’17-75
『オリエント急行殺人事件』(2017年 アメリカ)
うんちく
1974年にも映像化され、大ヒットしたアガサ・クリスティの傑作ミステリーをリメイク。世界的な名探偵エルキュール・ポアロが、豪華列車の客室で起きた密室殺人事件の解明に挑む。『ヘンリー五世』『世にも憂鬱なハムレットたち』などのケネス・ブラナーが監督と主演を兼任。ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、デイジー・リドリー、ジュディ・デンチ、ペネロペ・クルスら豪華キャストが脇を固める。製作陣には、リドリー・スコットや『ブレードランナー2049』の脚本マイケル・グリーンらが名を連ねている。
あらすじ
トルコ発フランス行きの豪華寝台列車オリエント急行で、アメリカ人富豪のエドワード・ラチェットが刺殺された。偶然列車に乗り合わせていた世界一の探偵のエルキュール・ポアロは鉄道会社から捜査を依頼され、密室殺人事件の解明に挑む。教授、執事、伯爵、伯爵夫人、秘書、家庭教師、宣教師、未亡人、セールスマン、メイド、医者、公爵夫人という目的地以外は共通点のない乗客たちと、車掌をあわせた13人全員が容疑者となるが…。
かんそう
面白くなくて、ぽかんとした。あらやだ言っちゃった。アガサ・クリスティの超ベストセラーである原作も読んでないし、名作の呼び声高い1974年の前作も観てないが、この題材と設定ならもっと面白いはずだってことくらいわかるわい。楽しみにしてたのになぁ。ミステリーの醍醐味である謎解きの過程を端折ってさくさく進むくせに、展開がスリリングではないので眠い。登場人物の描きかたが雑で、濃いキャストの割にはポアロ以外のキャラクターが立っていないので、感情移入も共感もできない。豪華キャストの無駄遣い。何も記憶に残らない映画であった。そう思っているのは私だけかもしれないが、面白くないものは面白くないっ。ジョニー・デップが出ると必ず駄作になるのは都市伝説じゃないってことが証明され、君とはもう仲良くしないよジョニー・・・。いやぁ、『シザーハンズ』は奇跡的にいい映画だったよねー(遠い目)