劇場で観た映画を適当に紹介するシリーズ’18-01
『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017年 イギリス)
うんちく
2014年に世界的ヒットを記録したイギリスのスパイ映画『キングスマン』の続編。どの国にも属さない世界最強のスパイ組織「キングスマン」に属するエージェントが、謎の組織ゴールデン・サークルの陰謀を阻止しようと奮闘するさまを活写する。前作に続き、制作総指揮のマーク・ミラーとタッグを組み、マシュー・ヴォーンが監督を務める。主演のタロン・エガートンをはじめ、コリン・ファース、マーク・ストロングらが続投するほか、『めぐりあう時間たち』などのジュリアン・ムーア、『チョコレート』などのハル・ベリー、『マジック・マイク』などのチャニング・テイタム、エルトン・ジョンら豪華キャストが新たに参加している。
あらすじ
ロンドンのサヴィル・ロウにある高級テーラー「キングスマン」は、どの国にも属さない世界最強のスパイ組織の本拠地であったが、世界的麻薬組織「ゴールデン・サークル」の攻撃により壊滅させられてしまう。残されたのは、一流エージェントに成長したエグジーと教官兼メカ担当のマーリンだけだった。二人はアメリカに渡り、バーボン・ウィスキーの蒸留所を拠点にしている同盟スパイ組織「ステイツマン」と合流するが……
かんそう
2018年の映画初め。ちなみに去年の映画初めは『ダーティ・グランパ』というロバート・デ・ニーロがひたすら下ネタをまくし立てる破廉恥な作品をチョイスする痛恨のエラー。故に今年は、”Manners maketh man.”――マナーが人を作る、そんな英国紳士の精神が宿ったスタイリッシュでエキサイディングな英国製スパイ映画『キングスマン』の続編を。って、やっぱ人がめっちゃ死ぬ!めっちゃ不謹慎!マシュー・ヴォーンのバカ!でも、めっちゃ面白かった・・・。今回もイカしたスパイガジェットが数多登場、007顔負けのスケールで展開するアクションが最高に楽しい。キングスマンの兄弟組織である米国のスパイ機関“ステイツマン”が登場するが、英国との文化の違いがユーモラスかつアイロニックに描かれていて面白い。チャニング・テイタムが絵に描いたようなアメリカンでずるい。エルトン・ジョンの存在がずるい。とにかくずるい。エリザベス女王からナイトの称号もらった御仁(御歳70)に何させとんねん。こんなん笑うしかないし、もはやエルトン・ジョンしか思い出せない。もう一回観たいなぁ、そしてハンバーガー食べたい。